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VISI 20のご紹介

業界をリードするモールド金型と順送プレス金型向けCAD/CAMソフトウェアVISIを開発・販売するヴェロ・ジャパンは、CADとCAMの機能を大幅に拡張した最新版VISI 20を、JIMTOF 2012(11月1日より東京ビッグサイトにて開催)に出展します。
 
VISI 20は、全ての分野で多くの新機能をサポートし、モールド金型と順送プレス金型メーカーにさらなるソリューションを提供する重要なリリースです。VISI 20ではグラフィック機能が拡張され、ファイルを開く前の高速表示とパニングとズームが可能になりました。さらにレンダリングが改善され、またカスタマイズ可能なコマンド・ウィジェット、異なるグラフィック設定(ライト・ワイヤフレームとライト・シェーディング)でロックされた要素を表示する機能がサポートされました。

広範囲に渡る重要なCAD機能拡張の1つとして、複数のユーザーが同一プロジェクトデータに対して作業することを可能にする新しいコラボレーション・モードがサポートされました。また他の拡張機能として、形状ボディーに拘束(同心円、平行、一致、距離など)を付加して、型構造の開閉動作シミュレーションと干渉チェックを行うことができるようになりました。さらにCADトランスレータの拡張により、Solid WorksとSolid Edgeのアセンブリーデータ、PTC Creo、そしてJT Open B-rep形状の取り扱いが可能となりました。

VISI 20は、CAMに関する重要な機能拡張が行われたリリースでもあります。革新的な機能として、工具軌跡の計算を同一ネットワーク上にある複数のPCで分散処理することが可能になりました(Hive computing)。この機能は分散コンピューティング技術を利用して、複数のPCが共通の目的に向かって協調して処理を行います。計算処理は多数のタスクに分割され、それぞれのタスクはネットワークに接続された複数のPCで処理されます。この技術の利点は、スレーブPC(子機)を連結することで、マルチプロセッサを搭載したスーパーコンピューターのような計算処理環境を生み出し、マスターPC(親機)を負荷の掛かる重い計算から解放することにあります。例えば、モールド・キャビティーの加工では、あっという間に30個から40個もの複雑な工具軌跡オペレーションを必要とすることがあります。ネットワークにまたがり計算処理を共有分散する固有技術により、エンドユーザーは大幅な時間短縮と費用削減を実現できます。

新しい工具軌跡アルゴリズムとして、革新的なハイブリッド荒取加工、改善された自動削り残り加工、新しい多軸フランク(flank)加工、そして新しい多軸荒取加工がサポートされました。新しい荒取加工はハイブリッド加工技術に基づき開発され、早送り動作の大幅な削減、工具の材料への突っ込みの回避、50%を超えるステップオーバーの最適化を実現し、また切削送り速度を落とさずに出来るだけ高速切削加工を適用できるようになっています。

新しい多軸フランク加工は、特にターボエンジンや航空部品などの流体関連部品の加工に付きまとう全ての問題を処理するために開発された加工方法です。フランク加工は、工具の有効刃長全体を使って対象曲面を1回で加工するように最適化された加工方法です。新しい多軸荒取加工では、異なる加工パターンを使って三角メッシュ上に5軸荒取加工用工具軌跡を作成することができます。

その他のCAMの拡張機能として、干渉制御が改善され、新しいフィーチャー認識エンジンが採用されました。また、新しい工具タイプ(バレル工具、先端凸型工具、コーナーR付き面取り工具、コーナーR付きダブテール工具カッター)がサポートされ、さらに直前のオペレーションでの未加工部分から自動的にストックモデルを作成し、次の加工オペレーションの加工参照領域として使用可能な新しいダイナミック・インクリメンタル・ストック(DIS)機能がサポートされました。

ワイヤ加工では、アンダーカット領域の自動検出が可能となりました。オフセットが円弧半径より大きい場合、工具軌跡は自己干渉を起こす可能性があります。今回拡張が行われたソリッド・シミュレーション機能により自己干渉を起こしている工具軌跡を検出し、動作リスト上で強調表示できるようになりました。ユーザーはこの自己干渉を意図的に無視するか、または自己干渉が起きた時点でシミュレーションを自動的に停止させることができます。新しいコーナー逃げ機能により、全ての内側コーナーと外側コーナーに別々にコーナー逃げを加えることができます。これらを個別に適用することは珍しいことではありません。例えば、コーナー逃げをダイの内側コーナーだけに加える場合などです。最後に、テクノロジー・データベース(加工条件)の機能が拡張され、提示された材質をマシン・ファミリーではなくマシン・モデルに対してフィルターを掛け、また利用可能なワイヤタイプを材質タイプに対してフィルターを掛けることができるようになりました。これにより、より効率的で正確な加工条件の選択が可能です。

3次元金型に関する機能が拡張され、新しい金型構造構築エンジン、改善された曲げ展開、フランジとブランク操作のための新しい中立軸機能がそれぞれサポートされました。また他の機能拡張として、全く新しい型開き機能のサポートとカタログ部品の改善が行われ、またCADENASとの継続的な協調が続いています。

樹脂流動解析モジュールVISI Flowは64ビットに対応しました。また、シーケンシャルモールド、ガスアシスト法、オーバモールドに関する改善が行われ、さらにコンフォーマル冷却のための新しい機能がサポートされました。コンフォーマル冷却はラピッドプロトタイピングを利用して作成された3次元冷却回路を使用する冷却方法で、従来のドリル加工やボーリング加工では作成が不可能であった冷却回路形状を使用できる新機能です。

最後に、VISI開発マネージャーMarco Cafassoは最近の開発の背景にある理念に関して説明します。「外部から取り込んだデータを取り扱う時、データを極力効率的に有効活用する必要性を常に認識し、また作業者のワークフローの改善に最大限の努力を払っています。1つの良い例が、どのようにエッジ抽出機能をサポートしたかに表れています。自動的にポリライン・エッジを連結して綺麗な曲線に置き換える機能にまで拡張し、同時に分割角度公差に基づいてループ全体を合理的な曲線に分割できるようにもしました。このように顧客の作業プロセスにまで突っ込んだ理解をすることで、VISIは業界をリードする金型用CAD/CAMシステムの1つになりました。」

 

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