PDF iconHarwin Plc – VISIとHarwinの強い結び付き

高性能電子コネクターの製造には、多くの小さくて難しい形状特性を持つ複数入れ子モールド金型を製作するためにVISIのCAD/CAMソリューションが不可欠です。

 
“VISIのお蔭で生産性が大幅に改善され、必要な時に物事を変更する事が大変容易になりました。”
 
金型設計担当 Kev Hunt
 
 
Harwin Plcは複数のVISIモジュールを使って、モータースポーツ、エネルギー、航空電子機器、衛生、防衛などの業界で幅広く利用され、熱に強いGeckoブランドの超小型耐衝撃性コネクターを生産しています。技術企画部マネージャーBen Greenは、高価な電子機器は完璧に動作する必要があると言います。“たとえそれが飛行機の中だろうと、レーシングカーの中だろうと、あるいは運転手のヘルメットの中だろうと、地面に穴を掘るドリルシステムの中だろうと、または衛星の中だろうと、絶対に故障しない事を保証する信頼性の高いコネクターでなければなりません。”
 
Harwin製コネクターの多くは、PPSとValox熱可塑性ポリエステル樹脂から出来ています。コネクターは、一連のVISIモジュール(VISI Mould、VISI Progress、VISI Machining、VISI Electrode、VISI PEPS-Wire)を使って設計製造された420 Stavax鋼モールド金型で作成されます。
 
金型設計担当Kev Huntは、モールド金型を構成するいくつかの要素部品の肉厚は0.2mmで、それらはグラファイト電極を使って加工を行っていると言います。“従来の工具を使ってそのような小さな領域を加工する事は出来ませんでした。従って、我々は電極加工とワイヤ加工を必要としていたのです。この取り組みは素晴らしい結果を生み出しました。何故なら、この取り組みは一貫していてよく管理されており、高品質仕上げを施した欠陥のない金型で製品を成形出来るからです。”
 
一旦Pro/Engineerを使って新しいコネクターが設計されると、そのデータをVISI 20に取り込み、金型設計で必要となる微調整を加えます。全ての開発工程を通じてVISI Mouldを使用しているので、製品の設計変更が-+如何に金型設計に影響を及ぼすかを即座に把握する事が出来ます。“私はVISI Mouldを使ってポリマーデータベースに基づく収縮率を適用し、収縮を考慮した適切な大きさまでモデルを拡大しています。その後、VISIの解析機能を使って実際のモールドキャビティーの分割面を作成し、この分割面を利用してデフォルトの標準モールド金型カセットを複数のモールド金型キャビティーを構成する入れ子、コアピン、そしてその他部品に分割します。”
 
HarwinはVISI Electrodeを使って電極を設計し、モールドまたはプレス金型の他の部品と共に電極を加工します。“それは我々が必要としている細かな部分の設計に最適です。”とKev Huntは説明します。ホルダー全体の設計、シミュレーション、干渉チェック機能により、電極が最初から正しく動作する事を保証してくれます。
 
彼は、モールド金型カセット中のキャビティー数を最大にする事で、1つのカセットで全ての範囲を成形出来るようになる、と言います。最近のGecko電子コネクターに関しては、1つのモールド金型内に4個の異なる部品があり、40もの異なる電極を必要とする程複雑化していました。“ここで正にVISI ElectrodeとVISI PEPS-Wireが絶対必要になってくるのです。以前は、金型メーカーは領域毎にどのように放電加工するかを決めていましたが、今は全面的にVISIを使って行っています。これにより私は電極を設計し、そしてすぐさま加工を行う事が出来ます。これは非常に効率的です。”
 
それぞれのVISIモジュールが特定部品の設計や加工に重要な役割を果たすので、VISIは製造工程にとって不可欠なシステムである、と彼は言います。
 
加工する電極の3次元モデルが完成すると、データはVISI Machiningを使って工具軌跡を作成するために加工現場に送られ、グラファイト電極を使ったキャビティー加工用Agietron Hyperspark放電加工機(2台)と、ワイヤ加工機と及びMikron 300グラファイト高速加工機(3台)を含む多くの工作機械を駆動します。
 
VISI Viewerを使って電極寸法を取り出し、位置決めをします。そしてプログラムの後、AgieCharmilles放電加工機上に配置されます。その作業は、キャビティー加工に複数の電極が必要な場合でさえ短時間で終了します。
 
ワイヤ放電加工用データの1部は、VISI PEPS-Wireを使ってCADデータから直接作成します。ネットワークサーバーからファイルを取り込み、加工データをオフラインで作成した後、それをAgieワイヤ放電加工機に転送します。モールド金型とプレス金型部品の切削加工データに関しては、輪郭を1回だけ加工するような簡単な加工にはVISI Machining 2Dを、そして曲線や込み入った形状を使うより複雑な加工にはVISI Machining 3Dを使用します。
 
VISI Progressは、全ての順送プレス金型設計に使用しています。この設計業務に特化したモジュールは、高度な意思決定、間違いの削減、そして生産性の改善に役立っています。 Harwinは、特にストリップレイアウト機能が強力である事を見出しました。“曲げや折り畳みを設計する時、形状を全てのステージに適用し、次の工程の準備が出来るからです。”とKev Huntは説明します。そして自動パンチ作成機能を活用する事で、彼曰くパンチ形状を高いレベルで管理出来ると言います。“私は、ストリップレイアウトにパンチの基本形状を描き、そしてそのパンチ形状を金型プレートに対して上から下まで全て貫通するよう押し出した後、隙間を付加してテーパ角を定義します。”
 
Kev Huntはまとめます。“VISIのお蔭で生産性が大幅に改善され、必要な時に物事を変更する事が大変容易になりました。例えば、電極形状を作成した時に指示書は特定の基準コーナーに基づいて作成されますが、作業担当者は異なる基準点を必要とするかもしれません。その時は単にモデルを呼び出して電極を適切な場所に配置し、そして異なる基準点から電極の位置を測定するだけです。”
 
最新技術を最大限活用するというHarwinの哲学を確認するかのように、彼らは最近高速サーボフィーダーを装備し、個別の展開プレスを必要としないBruderer BSTA 280-75スタンピングプレスに£500,000を投資しました。何故なら、新しい金型は低いストロークでも最大のプレス能力を発揮出来るからです。
 

ユーザー情報:

会社名: Harwin Plc
 
 

導入効果:

  • VISI Mouldは、全ての開発工程を通じて使用しており、製品の設計変更が如何に金型設計に影響を及ぼすかを即座に把握する事が出来ます。
  • VISI Machiningは、Agietron Hyperspark放電加工機(2台)と、ワイヤ加工機と及びMikron 300グラファイト高速加工機(3台)を含む多くの工作機械を駆動するために使用されます。
  • VISI Progressは、全てのプレス金型設計に使用しており、パンチを設計する工程では適切な隙間とテーパ角を金型プレートに定義しています。
 

コメント:

“VISIのお蔭で生産性が大幅に改善され、必要な時に物事を変更する事が大変容易になりました。”
 
金型設計担当 Kev Hunt

 

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